飯山農園の飯山さん

練りもので、中に練り込む素材として中光が使っている野菜は、牛窓、千手地区の山のてっぺん、瀬戸内海を望む開放的な場所で農園を営む飯山さん(左の写真)に育ててもらっています。

飯山さんは、牛窓の土の豊かさを、おそらくほんとうに理解している数少ない方のおひとりで、その土の特色や牛窓の気候をうまく活かして年間70種類ぐらいの野菜を栽培されています。収穫した作物はすべて、契約したレストランや自然食品のお店などに提供されています。

大根、白菜などの定番野菜からハーブなどの変わり種まで、飯山農園の作物は、より自然に近いかたちで育てられます。そのため、畑は、一見、ただの荒れ地のようにも見えます。作物のかたちも実にさまざまで、中にはかなり無骨なものもありますが、これこそが本当のおいしさのひみつなのかも知れません。
中光の練り物も手作りなので、どれひとつ同じかたちはありません。野菜も練り物も無理にかたちを合わせようとすると、どこかで何かを切り捨てなければならないのだと思います。
飯山農園の畑に、実際立ってみると、そんなことをしみじみと考えさせられます。
ふかふかしているけれどもしっかりとした土の感触、、、瀬戸内海に降りそそぐ柔らかな日差し、、、それを感じた瞬間、心までが洗われ、スーパーに並ぶ野菜やきれいに整備された圃場が、なんだかとても不自然に思えてきます。
このような農園で丹誠込めて育てられる野菜がまずいわけは無く、土から引っこ抜いた、そのままの大根や蕪にかじりつくと、その味と食感は、野菜というよりも柿などの果樹のようです。大げさかも知れませんが、飯山農園の作物には、今まで食っていた野菜の概念を覆されてしまうほどの魅力があります。

自分が毎日練っているてんぷらに入れるより、生の方がいいんじゃないか、、、などと思わず考えてしまいます。

この野菜の風味を損なうことなく、飯山さんに恥ずかしくないてんぷらを作って、もっとお客さんに喜んでもらえるように精進しよう、、、かじるほど、気持ちが引き締まる牛窓の大地の恵み。

中光の製品には、穏やかな瀬戸の海の恵みとともに、この安全でおいしい牛窓の大地の恵みがぎっしり詰まっています。

飯山農園の飯山さんと三代目